コーヒー

おいしいコーヒーをブレンドするための【成果】を出せる3つの方法

 

こんにちは!

コーヒーを飲みだして中級者以上になってくると、自分でもブレンドしてみたいな?

そう考える人はいませんか?

今日は個人でコーヒーのブレンドをしていく方法をお伝えしていきます!

この記事で
解決できる悩みはこちら

  • ブレンドする際のルールってあるの?
  • おいしいブレンドを作る方法は?
  • ブレンドコーヒーってそもそも何?
  • 掛け合わせるおすすめ組み合わせは?

 

私は大手コーヒーショップで、10年以上の知識と経験を積んできました。コーヒーセミナーも行っています😀

この記事を読み終えると

 

自分でおいしいコーヒーをブレンドするための3つの方法を知ることができます。

スターバックスの実例を見ながら、あなたも自由なブレンドを楽しむことができ、日常のコーヒー生活が楽しくなりますよ!

 

 

コーヒーを個人でおいしくブレンドする方法

結論からいうと3つあります

 

①同じコーヒーブランド同士でブレンドする

②3つの生産地全部をブレンドしない

③軸となるコーヒーを決める

ではこの3つの具体的な理由を見ていきましょう。

 

①同じコーヒーブランド同士でブレンドする

 

なぜかというと、コーヒーブランドごとに焙煎の仕方や、理想とするコーヒーの味が違うために、違うブランド同士で混ぜてしまうと本来持っている良さを出すことができないからです。

 

具体的には、スターバックス×ブルーボトルとか、丸山珈琲×UCCコーヒーといった銘柄同士でブレンドしないということ。

それぞれのコーヒーがおいしいのは確かなんですが、コーヒーの毛色が違うので混ぜても上手くいかないということなんですね。

 

ですのでコーヒーをブレンドする時は同じブランドのコーヒー同士でしましょう。

ブレンドしてみたいブランドをまず1社選んでみよう!

 

②3つの生産地を全部ブレンドしない

この理由は単純に3つの生産地を全部ブレンドすると、どっちつかずの風味になりやすいからです。

 

3つの生産地とはアフリカ、ラテンアメリカ、アジア太平洋の三大生産地のこと。

 

この3つの生産地での味の違いはかなり大きいです。下の画像をみてみましょう。

 

アフリカ、アジア、ラテンアメリカの間に大きく距離があるのはわかりますよね?

コーヒー豆は植物なので、これだけ地理的条件が異なってしまうと、まったく同じ品種を栽培してもできあがる風味は変わってくるんですね。

 

ブレンドするならこの3つのうち2つを使う

パターンとしては下の3になります

  • ラテンアメリカ×アフリカ、
  • ラテンアメリカ×アジア太平洋、
  • アフリカ×アジア太平洋

 

スターバックスのような大手でも3つの生産地を全て入れるコーヒーは難しいため、あるにはありますがごくわずかです。

ちなみに同じ生産地を複数入れるのはOKと考えてください。グアテマラ×コロンビア×ブラジルなど(全部ラテンアメリカ)

 

アフリカ

その特徴的な気候条件から個性的なコーヒーが生まれやすい。

柑橘系の風味、鮮やかな酸味を出したい時はアフリカ産コーヒーをブレンドしましょう。

フレーバー

 

シトラス

グレープフルーツ

ベリー

 

 

ラテンアメリカ

ラテンアメリカ産のコーヒーの特徴を一言で言うと、バランスの取れたコーヒー。

コクと酸味のバランスがよく飲みやすいコーヒーが多いです。そのため世界的にみても一番飲まれている生産地になっていますね。

 

はじめてブレンドコーヒーを作ってみるなら、ラテンアメリカ産同士で配合すると失敗少なくてよさそうです。

ちなみにブルーマウンテンはジャマイカ産なのでラテンアメリカですよ~。

 

フレーバー

ナッツ

 

アジア太平洋(インドネシア)

アジア地域のメインはインドネシア産コーヒーです。

とにかくどっしりとしたコクと、少ない酸味が特徴的。

 

スマトラ、マンデリン、トラジャなど有名なコーヒーの宝庫ですね。

フレーバー

ハーバル(ハーブのような)

 

③軸となるコーヒーを決める

3つ目のポイントは軸となるコーヒーを決めるです。

今からブレンドするコーヒーの売りを何にするのか?を考えようということですね。

おおむね以下の3つが軸になるかなという感じです。

  • アフリカのコーヒーを軸にして、シトラスやフルーティーな味わいを出す
  • インドネシアのコーヒーを軸にして、しっかりとしたコクとまろやかさを出す
  • ラテンアメリカを軸にして、すっきりとした後味を出す

 

以上のようなことから

  • 同じコーヒーブランド同士でブレンドする
  • 3つ以上の生産地をブレンドしない
  • 軸となるコーヒーを決める

この3つを守ることで、個人でもおいしくブレンドすることができます。

 

この3つを意識してみよう!

 

ブレンドコーヒーってそもそも何?

 

この疑問に対する答えは次の通り

2種類以上の生産地が配合されたコーヒーをブレンドコーヒーと呼びます

例 インドネシア×コロンビア、エチオピア××グアテマラ、

 

ココがおすすめ

お互いの産地の良い所を取り入れるとバランスのよい飲みやすいコーヒーができる

 

はかせ
ブレンドコーヒーの人気が高いのは飲みやすく配合されているからなのじゃ!

 

ブレンドコーヒーと呼ばれる以外に、ストレートコーヒー、シングルオリジンコーヒーと呼ばれるコーヒーもあります。

何が違うのか次の見出しで見ていきましょう。

ストレートコーヒー

ストレートコーヒーは1つの生産国のみで構成されているコーヒーのこと

例 グアテマラ/コロンビア/インドネシア/エチオピアなど・・

 

ココがポイント

1つの生産国に絞ることでその国のコーヒーの特徴をしっかり感じることができます

 

シングルオリジンコーヒー

シングルオリジンコーヒーは、近年よく見られるようになった言葉で、

ストレートコーヒーよりも、より地域を限定して個性的な風味を強調したコーヒー。

 

コーヒーの世界にサードウェーブという、1杯ずつのコーヒーにこだわる概念が出てきてから、生産地域、農園にもフォーカースしていこうという流れが出てきたんですね。

 

シングルオリジンコーヒーのメリット

こういったフォーカスすることでどんなメリットがあると思いますか?

大きなメリットは次の通り

ブランド化が進んでコーヒーの値段が上がり、生産農家の収入向上につながる

 

これは大きいです。コーヒー生産者にとって安定した収入というのは、農園を続けていくために非常に大事なところ。

 

収入があがれば農家のモチベーションも上がり、さらなる品質向上につながるというわけなんですね。

 

コスタリカ○○農園のコーヒーとか、ブラジルミナスゼライス、インドネシアマンデリン、トラジャといった具合に。

 

おすすめのブレンドコーヒーの組み合わせ

おすすめのブレンドをご紹介していきますが、コーヒーなどの味覚や嗅覚は人によって千差万別です。

そのためどれがおいしい、どれがダメという断定はできないので、参考という形で見てくださいね!

私の結論は次の通り

HOT向け

  • インドネシア×ラテンアメリカ
  • ラテンアメリカ×ラテンアメリカ

 

ICE向け

  • ラテンアメリカ×ラテンアメリカ
  • ラテンアメリカ×アフリカ
  • アフリカ×アフリカ

 

HOT 向け インドネシア×ラテンアメリカ

 

インドネシアのコーヒーでコクを出し、ラテンアメリカ産のコーヒーでさっぱりとした後味を出すことを狙ったブレンドです。

配合割合は6:4か8:2ぐらいでラテンアメリカを多めにしてみましょう。

 

インドネシアのコクを隠し味的にしたいからですね。

もっとパンチが効いたコーヒーがいい!というかたはインドネシアの割合を多くしてみましょう。

 

ラテンアメリカ×ラテンアメリカ

 

コクと酸味のバランスの取れたコーヒーを目指すならまずはこのブレンドから。

これはどの組み合わせでも、失敗しにくいのではないかと思います。

 

スターバックスなどでは、コロンビア、グアテマラ、コスタリカなどがよく一緒にブレンドされていますよ。

3つとも良質なナッツの風味を持ってますね!

 

※アフリカのコーヒーを入れませんでしたが、個人でブレンドするのは難しいかなと思いましたので外しました。

ただチャレンジしたいかたはぜひ挑戦してみてくださいね

次からはアイスコーヒー向けのブレンドを考えていきましょう!

 

ICE向け ラテンアメリカ×ラテンアメリカ

HOTと同じでICEでもバランスの取れたコーヒーができるのでおすすめしました。

 

ラテンアメリカ×アフリカ

この組み合わせでアイスコーヒーを作ると、ラテンアメリカ産のさっぱりとした後味と、アフリカ産のシトラス系の香りを出すことができるんです。

アフリカ産の味わいを強めたい時は配合割合を増やしてみましょう。

 

アフリカ×アフリカ

 

夏場のスターバックスのアイスコーヒーでは、このブレンドがおすすめになりますね。

アフリカ×アフリカで作ると、とにかくゴクゴクと飲めて爽快感を感じることができる味に仕上がりますよ!

ケニア、エチオピア、ルワンダなどがよくスターバックスでは扱われます。

 

スターバックスのブレンドコーヒーの実例

実際に大手メーカーではどんなブレンドをしているのか、スターバックスを例にしてみてみましょう。

商品名 ハウスブレンド
生産地 ラテンアメリカ
ブレンド

長年スターバックスで1番売れているコーヒー豆です。

理由としては、ラテンアメリカ産でコクと酸味のバランスが取れていてのみやすいからです。

ラテンアメリカ産のナッツの風味とさっぱりとした後味が楽しめるブレンド配合かと。

 

商品名 TOKYOロースト
生産地 インドネシア×ラテンアメリカ
ブレンド配合

インドネシア×ラテンアメリカのブレンドコーヒーです。

インドネシアのコーヒーを入れることで深みのあるコクと、まろやかさを出しているんですよ。

ミルクで割りたい人はこういったブレンドはいかかでしょうか?

 

 

商品名 カティカティブレンド
生産地 アフリカ
ブレンド配合 アフリカ(ケニア、エチオピア)

アフリカ産のブレンドコーヒーで、主にアイス向けです。

アフリカ×アフリカなのでシトラス感があり、フルーティーな味わいが出るブレンドなんですよ。

 

画像を見てもらうとわかるように、シトラス、フルーティーといった表現が使われていますよね?

なのでアイスコーヒーにするとより良さが引き出されるブレンド配合になってます。

 

商品名 アイスコーヒーブレンド
生産地 ラテンアメリカ
ブレンド配合 ラテンアメリカ(コロンビア、ニカラグア、コスタリカ)

このアイスコーヒーブレンドも例年夏に発売されるコーヒーなんです。

これはラテンアメリカ×ラテンアメリカの組み合わせ。

画像を見てもらうと、バランス、ナッツといったキーワードが見えると思いますが、それがラテンアメリカ産コーヒーの特徴です。

 

コーヒーのブレンドについてのまとめ

 

まとめ

おいしくブレンドする方法には3つのポイントがある

ブレンドコーヒー以外にも、ストレートコーヒー、シングルオリジンコーヒーなどがある

おすすめのブレンドは、

  • HOT インドネシア×ラテンアメリカ、ラテンアメリカ×ラテンアメリカ
  • ICE ラテンアメリカ×ラテンアメリカ、アフリカ×アフリカ、アフリカ×ラテンアメリカ

 

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