自宅でコーヒーを飲みながらリラックスする
人は多いですよね
そんな時、悩みの種になりがちなのがコーヒ
ーの入れ方、分量ではないですか?
1杯分だとパッケージ裏とかに表示あるけ
ど、3杯分だとどれくらい必要ですか?
今日はこういう疑問にお答えしていきます
私は大手コーヒーショップで10年以上勤務
し、コーヒーセミナーも開催してきた経験
から、今日の内容をお伝えしていきます
今日の記事を読み終えると
コーヒーを3杯分入れる際の目安
となる各メーカーごとのレシピ
おいしく入れる際の4つのポイント
を理解することが出来ます
コーヒー3杯分に必要な粉の量
(メーカー別)
ここでは1杯分に必要な分量と、3杯分に必
要な分量の両方をメーカー別にみていきま
しょう
ブルーボトルコーヒー
1~2杯分
ケトルに入れるお湯の量
600~700ml
使用する湯量 350ml
できあがり量 310ml
分量 ブレンド 28〜30g
シングルオリジン 23〜25g
3杯分
使用する湯量 480ml
できあがり量 約420ml
ブレンド 40g
シングルオリジン35g
ブルーボトルは10グラムからではなく
23~30gぐらいから抽出すること
を公式レシピにしています。
使用する湯量と出来上がり量が違うの
は、コーヒーの粉が吸ってしまう分、
減るからです。
ケトルに入れる量が多いのは、抽出に
必要なギリギリの量だと、最後ドリッ
プするのに容量がスカスカになり、や
りにくいからです。
おすすめは必要な湯量+200~
300mlぐらいをケトルに入れてお
くと、スムーズにドリップできます
スターバックスコーヒー
基本レシピ
粉10gに対してお湯180ml
1杯分
粉10g
湯量180ml
できあがり量 150ml
3杯分
粉30g
湯量540ml
できあがり量450ml
スターバックスは、他のメーカーレシピと比
べると、粉量に対するお湯の量が多めです。
これは他社と比べると、スターバックスロー
ストという独自の焙煎技術で、深めに煎って
いるからですね
サザコーヒー
1杯分20グラム
湯量200ml
湯温度85~90度
3杯分
60g
湯量 600ml
サザコーヒーはかなり独自の抽出基準だと思
います。
10g換算すると必要湯量100mlとなり
ます。注目する点は温度を85~90度を
推奨している点です。
通常温度は90~96の間で推奨されること
が多いです
温度を下げる利点としては甘みや酸味を感じ
やすくなる点です。
サザコーヒーはフルーティー感の強いゲイシ
ャ種の取り扱いで有名ですから、そういった
品種の良さを最大限出すためのレシピかもし
れません
ただし、90度以上はダメとは全く触れられ
ていないので、最終益には飲む人の好みで
決めましょう
カリタ
カリタはコーヒー器具販売の日本TOPブラ
ンドです。ケトルで有名な会社です
基本レシピ
1杯分 10g 120ml
3杯分 30g 360ml
このカリタのレシピが一般的なのかなと思い
ます。
湯量150mlぐらいで、出来上がりが
120ml。
コーヒー抽出の際の分量に困る方は、まずこ
のレシピを試してみてください。
UCCコーヒー
1杯分 10~12g
約140ml
3杯分25~30g前後
UCCのコーヒーもカリタのレシピと
大きな差はありませんね。
こちらも一般的なレシピ
キーコーヒー
1杯分 10g 120ml
3杯分 30g 360ml
キーコーヒーはカリタと全く同じです。
各メーカーによって、おすすめ分量レシピが
かなり違います。
その理由は、各メーカーごとの焙煎具合や理
想とする味の違い、使用を想定しているドリ
ッパーなどが違うからです。
ですのでまずあなたが初めにやらなくてはい
けないのが、飲もうとしているメーカーの基
本レシピを探すことです。
そこで基本通りの味を再現できたら、次はあ
なたの好みに合うレシピを試行錯誤しながら
見つけていくのがおすすめです
基本レシピを使って、自分の飲みたい量に対
する必要粉量を計算する方法
あなたのお気に入りのマグカップが280
mlだったとしましょう。
例としてスタバの基本レシピを使います。
10g 180mlです。
180mlだと少ないし、かといって20g
360mlだと多いなぁ。
280mlにしたい..
そんな場合もあるかもしれません。
そんな時は
算数です
10:180=ⅹ:280
この式を使いましょう。懐かしい(笑)
180x=2800
x=15.5
約16gを使えばいいという計算になります
コーヒーをおいしく作る4つのポイント(1~3杯分)
コーヒーをおいしく入れる4つのポイント
は次の通りです
挽き具合
挽き具合には大きく分けて3つあります。
細挽き 中挽き 粗挽きの3つです。
そして各抽出器具には、それぞれ適切な挽き
具合が設定されています
例
ドリッパー 中挽き
コーヒープレス 粗挽き
直火式エスプレッソ 中挽き
パーコレーター 粗挽き
など..
この挽き具合を間違えてはいけません
なぜかというと、適切な挽き具合で抽出しな
いと、抽出過多や抽出不足が起こって、まず
いコーヒーが出来てしまうからです。
実際、間違った抽出で落とされたコーヒーは
香りの薄い、風味の広がりもないコーヒーに
仕上がってしまいます。
注意しましょう
分量
この分量は今日の記事の前半で見てきたもの
ですね。
正しい粉の量とそれに適したお湯の量で抽出
しないとおいしいコーヒーができません。
あなたの好みにアレンジするのは、もちろん
OKですが、その前に各メーカーが推奨する
レシピで落としてみましょう
なぜならそのコーヒーを一番よく知っている
のが、作っているメーカーだからです
私の経験上、挽き具合まではみなさん間違え
ないですが、この正しい分量で落としている
か?となると、かなりみなさん間違えていま
した
気持ちはわかるんです
めんどくさいですからね(笑)
ただ、どんなにいいコーヒー豆を買って、正
しい挽き具合にしていても、分量を間違える
と
台無しなんです..
考えてみてください。
ワインをグラスに注いでジャーっと
水で薄めて分量変えたらどうなりますか?
うっすーい、香りや風味のないものにな
るでしょう?
コーヒーに関してはそんなうっすーいコー
ヒーを飲んでいる人は、思いのほか多いの
です
きをつけましょう
水
使用するお水も大事なポイントです。
硬水ではなく軟水をつかいましょう。
日本は軟水なので、特に問題ないと思います
が、気を付けるのは水道水ですね。
地域によってはあまり水道水の品質が良くな
い場所もあるかもしれません。
そういった時は浄水器をつかいましょう
鮮度
鮮度の敵になるのは次の4つです
酸素、光、熱、湿気
これらは全てコーヒー豆の酸化を促すもの
です。
特に空気と触れると酸化は早まります。
豆の状態よりも粉の状態になると、数倍の
スピードで酸化が進みますから気をつけて
ください。
日光が当たるとこはダメ、熱い所、湿気が
ある場所も避けてください
おいしいアイスコーヒーの分量
アイスコーヒーを作る際に、ホットコーヒー
を作ってから氷を入れていませんか?
そのやり方では、おいしいアイスコーヒーは
出来ません(キッパリ)
おいしいアイスコーヒーを作るにも正しい分
量があることをご存じですか?
具体的にスターバックスを例に出しましょう
スターバックスのHOTレシピは
粉10g お湯180ml です
対してアイスコーヒーレシピは
粉20g お湯180ml です
どういう風に変わったか、わかりますか?
お湯の量はそのままで、粉の量だけ倍にな
っています。
これ、HOTだと抽出過多でNGなんです
が、アイスだとOKです。
なぜか?
氷で薄めるからです。
このアイスレシピは氷を入れて薄くなるこ
とを考えて作られているからです
ですので、アイスコーヒーを作るときは、
お湯の量はそのままで、粉だけ倍にしてく
ださい。
最後においしいアイスコーヒーを作るため
にもう一つ。
抽出する際は、コーヒーサーバーに事前に
氷を入れた状態で抽出してください
これは急冷と呼ばれ、急冷させることで香り
が閉じ込められます。
そうすることで時間が経過しても豊かな香り
を保つことができます
分量のレシピは、各メーカーごとに
大きく違うため、自分の飲むメーカ
ーの基本レシピを押さえましょう
コーヒーをおいしく入れるには4つ
の基本があります
アイスコーヒーは、粉の量を倍にし
ましょう。また急冷をすることで、
香りを閉じ込めることが出来ます
今日もここまで読んでいただき、
ありがとうございました