コーヒー

コーヒー3杯飲むといいって言うけど本当?健康になる話【データあり】

 

あなたは1日にコーヒーを何杯飲んでいま
すか?1日1杯だけとか、2~3杯飲みます、
いや5杯以上飲みます!

と様々だと思います。

今日はここ最近よく聞く次のような疑問を
解消していきたいと思います

 

コーヒーを1日3杯飲むのが健康にいいっ
て聞いたけど本当ですか?

 

安心してください。しっかり解説していき
ますので最後までご覧くださいね

記事を書く私は、10年以上のコーヒーショ
ップでのキャリアを持っています。
具体的には最下部をご覧ください

 

この記事を読み終えると

 

1日コーヒー3杯が体にいいと言われる
理由と根拠を知ることができます。

またカフェインの適切な摂取量も
知ることができます

 

 

1日コーヒー3杯がいいって本当?

 

結論から言いますと

1日3杯飲むと健康になる可能性が
高まります

なぜかというと、コーヒーに含まれるポリフ
ェノールには動脈硬化や脳梗塞を防止する効
果があるからです。

 

実際に国立がん研究センターが研究し、
2015年に結果を発表しました。

その中ではまったくコーヒーを飲まない人に
対して1日3〜4杯飲む人は死亡率が24%低い
という結果が示されました。

下の画像を見てください。

出典 国立がん研究センター

報告の中では死亡リスクについては低下が明
らかに認められるものの、がん全般に関して
は何か影響を与えているとは言えないとのこ
とでした。

このような結果からコーヒーを一日4杯まで
飲むと死亡リスクが減少するという可能性が
示されました。

ただし、残念ながらがん全般では有効な結果

が得られなかったということで、がんには過度な期待はできないものと思われます

 

 

ポリフェノールって何?

ここで今回の主役のポリフェノールについて
説明します

ポリフェノールは、植物全般に含まれる成分
で、抗酸化作用を持っています。

 

抗酸化作用とは?

抗酸化作用とは、酸化を遅らせてくれる作用
のことです。

酸化とは基本的に、酸素と物質の油分が化合
することで、劣化する化学反応のことを言い
ます

 

酸化するものは無数にあり、肉、魚、野菜、
果ては人間の体も酸化します。

そのため、抗酸化作用をもつポリフェノール
を人間が摂取することで病気になりにくくな
のです

コーヒーとポリフェノール

コーヒーとポリフェノールの関係が、注目さ
れ始めたきっかけは

1992年に発表された

フレンチパラドックス

という説です。
手短に説明すると

フランス人ってあんなにこってりしたフラ
ンス料理食べてるのに、心疾患が低いらし
いよ?

まじで?
もしかしてフランス人が大好きなワインのせ
いじゃね?

そのワインに多く含まれてるのは、ポリフ
ェノールっていう成分らしいよ?

ってことでまずワインが注目されて、それか
ら同じようにポリフェノールが多く含まれる
コーヒーに注目が集まったのでした。

 

さらにコーヒーというのは、ワインと比べて
日常的に飲むことが多く、ポリフェノールを
恒常的に摂取できる、という利点もあったの
です

下の図をご覧ください

日本の10~59歳の男女8768人を
対象にした一日のポリフェノール摂取量です

ここで内訳を見てみると、コーヒーは一日の
ポリフェノール摂取量の50%を占め、緑茶
は34%を占めています。

ワインが上位に入らないのは日本人に飲む習
慣がないからでしょう

出典 日本人のポリフェノール摂取量に関する検討

このことから、日本人にとってはコーヒーで
ポリフェノールを取ることが、一番身近な方
法であることがわかります

一日に必要なポリフェノール摂取量と
コーヒーの杯数

はい、ここで一日にコーヒーを3杯飲みまし
ょうの3の意味が関わってきます

結論を言うと

1日3杯コーヒーを飲むと、必要とされるポ
リフェノール摂取量を、取ることができます

 

なぜなら1日に必要なポリフェノールは
1000mg~1500mgとされていて
3杯飲むとその必要量を摂取できるからで

ドリップコーヒー100mlに対して
含まれるポリフェノールは200mgとされ
ています

1杯200mlとするとポリフェノール含有
量は400mg

3杯600mlとするとポリフェノール
1200mgを摂取できることになります。

 

これにお茶やみそ、玉ねぎなど植物全般から
の摂取量を含めると、ちょうど1000~
1500mgに収まります

このことから1日コーヒーを3杯飲みましょう
のキャッチコピーは妥当と言えるのではない
でしょうか

 

コーヒーに含まれるカフェインって
どれくらいまで摂取できるの?

カフェインはアルカロイドと言われる物質の
一つですが、コーヒーに含まれる成分として
有名ですね。

カフェインの代表的な効能は

覚醒作用
利尿作用
などでしょうか

特にカフェイン=刺激物
と捉えている人が多いように感じます

ですので取りすぎは良くないと考える人が
多いようです。

では一体1日どれくらいまでならカフェイン
をとっても問題ないのでしょうか?

 

安全なカフェイン摂取量というものを
欧州食品安全機関が示しているので見
てみましょう
出典 欧州食品安全機関

健康な成人一回の摂取量
200mgまで(3mg/kg) 体重1キロあたり3mg

健康な成人一日の摂取量400mgまで(5.7mg/kg)

子供~未成年一日の摂取量3mg/kg

妊婦一日200mgまでなら OK

 

としています。さらにドリップコーヒー
200mlに含まれるカフェイン量は
90mgともしています

ドリップ1杯を200mlとすると
コーヒー3杯のカフェイン含有量は
約270mgとなります

成人の1日の許容されるカフェイン量は
400mgですから3~4杯飲むことは、
健康的に害はないと考えることが出来ます

 

ちなみに、この欧州食品安全機関の報告では
寝る前にカフェイン100mgを摂取すると
寝つきが悪くなるとされているので気をつけ
ましょう。

寝る前に2杯飲んだらアウトですね(笑)

あと注目すべきは、妊婦さんでも1日
200mgまでなら安全面で問題なし
と報告している点ですね

1杯ぐらいならOKなのはコーヒー好きな
妊婦さんには朗報ではないでしょうか?

 

 

まとめ

コーヒーを1日3杯飲むと死亡リスクが
減り、健康になる可能性が高まる

コーヒー1日3~4杯はポリフェノール
摂取量、カフェイン摂取量を考えても
バランスの取れた良い指標と言える

 

今日の記事はここまでです
ありがとうございました。

 

 

 

 

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