缶コーヒーやペットコーヒーを、毎日のよう
に飲んでいる人はいませんか?
缶コーヒーをよく飲んでいるけど、
そろそろ体に悪くないか心配です・・
砂糖取りすぎで糖尿病とか大丈夫ですか?
今日は、こういった悩みを解消していきたいと思います。
記事を書く私は、大手コーヒーチェーンで
10年以上に渡り、コーヒーと関わってき
ました
今日の記事を読むと
缶コーヒーに入っている砂糖の量
の確認の仕方がわかります
1日の目安となる砂糖の量がわか
ります
砂糖摂取と糖尿病の関係について
わかります
缶、ペットコーヒー500mlに入っている砂糖の量
この見出しに対する結論はこうです
缶、ペットコーヒー100mlあたり
5~7g砂糖が入って、500mlだ
と25~35gぐらいです
実際に、私がサントリーのボスシリーズ48
種類(2020年9月現在)の砂糖の量を、
調べてみました(100ml当たり)
結果、
48種類の平均砂糖量は5.64gでした。
種類によって誤差はありますが、おおむね
5.64±2gぐらいでした。
ちなみにブラック無糖などは、0gなので
対象から外しています。
UCCやアサヒのコーヒーなども調べました
がこの結果と同じようなものでした。
角砂糖1つ4gぐらいとされるので、缶コー
ヒー500mlを飲んだら、7~8個摂取し
ていると言えるでしょう
缶、ペットコーヒーの砂糖の量を
確認する方法
缶コーヒーなどに含まれる砂糖の量は、
おおよそ表示成分から確認できます
その理由は、表示成分に含まれる炭水化物が
ほとんど砂糖とみなせるからです。
実際に画像で確認してみましょう
上の画像はBOSSのレインボーマウン
テンです
栄養成分表示を見てください。100ml
当たり炭水化物が6.9gと表示されています
炭水化物は糖類を含む化合物で、ごはんのデンプンなども当てはまります。
しかし、コーヒー飲料の際にはほとんどが砂糖(糖類)なので、この炭水化物がそのまま砂糖の量となります
ですから自分がどれくらい砂糖を取っているかは、この成分表示の炭水化物を指標にしましょう
WHOがリポート?砂糖の1日の目安
WHOは2015年のリポートでこのように報告しています
A new WHO guideline recommends adults and children reduce their daily intake of free sugars to less than 10% of their total energy intake. A further reduction to below 5% or roughly 25 grams (6 teaspoons) per day would provide additional health benefits.
訳すと、大人と子供の健康のためには、砂糖
の摂取量を総摂取カロリーの10%以内に収
めましょう。
5%以内にできたらなおよし!
ということです。
健康な成人男女を例にしてみましょう
1日に取る総摂取カロリーをざっくり
2200kcalとします。
そうするとその10%の220kcalま
でだったら砂糖いいよ、110kcal以
下だったらGood!
ってことです
おおーっ、なるほど砂糖220kcal以下
ね、220以下・・
よくわからん! 🙄
そんな声が聞こえてきそうなので(笑)
次では砂糖のカロリー計算について
説明しましょう
砂糖のカロリー計算
簡潔に言いますと
砂糖1g約4kcalです
この根拠は文部科学省が公表している日本
食品標準成分表です
下の画像をご覧ください。砂糖類の所はだい
たい100gあたり380~390kcalぐら
いに収まっています。
ですのでざっくり計算して、砂糖100g当
たり400kcalで計算しました。
そうすると砂糖1gは4kcalとなります
ここで先ほどのWHOの10%以内に抑えま
しょうの話に戻ります。
1日砂糖220kcalの砂糖の量は
220÷4=55g
1日55g以内、できれば25~30gに
抑えれたら理想だということです
缶コーヒー500mlに含まれる砂糖量は
25~35gでした。
ですので2本ぐらいはいけそうですが、
当然他の食品にも砂糖はあります。
500mlペット―コーヒー2本飲ん
だら健康にはマイナスと思いましょう
口元寂しいときは、180mlぐらいの
缶コーヒー2,3本で乗り切ると良いの
ではないでしょうか?
砂糖と糖尿病の関係
最後に砂糖と糖尿病の関係についてです。
缶コーヒー飲みすぎて糖尿病になるか?
という疑問に対しては
砂糖というより、摂取カロリーと生活習慣
、遺伝的要因の複合要因で発症する
と考えられます
砂糖そのものが、すぐどうこう影響を与える
のではなさそうだということです
ただし、毎日缶コーヒーをがぶ飲みして砂糖
を取りすぎているような人は、そもそも生活
が不規則になっている可能性があります
そういった要因が多ければ、缶コーヒーでの
砂糖取りすぎが糖尿病のきっかけになり得る
と思います
日本人の場合、糖尿病はほとんどが二型糖尿
病で肥満が要因とされています。
圧倒的に肥満で糖尿病になる人が多いのです。
糖尿病患者は現在、世界で4億6000
万人!だそうです。
2030年には5億8000万人になる
とも見込まれている、世界的な慢性疾患
です
ですから糖尿病はだれでもなってしまう
可能性を考えて日々の生活を規則正しく
していかなくてはいけませんね。
缶コーヒー100mlに入っている砂糖は
平均5~7g前後。500mlでは25
~35gぐらい
缶コーヒーの砂糖の量を確認するには
成分表示の炭水化物の部分を見る
1日の砂糖の目安量は55gぐらい。
できれば25~30gが良い