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コーヒーの王様ブルーマウンテンってどんな味?【特徴】などまとめ

 

 

コーヒーの王様と言えばブルマンでしょ?

あなたはそんな話を聞いたことがありませんか?

 

ブルマン=コーヒーの王様ブルーマウンテンです。

今日はこのブルーマウンテンについて解説していきたいと思います!

 

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  • ブルーマウンテンの味の特徴は?
  • ブルーマウンテンってどこの生産地?
  • ブルーマウンテンは最高級なの?
  • ブルーマウンテンにも種類はありますか?
  • ブルーマウンテンを安く飲む方法は?

 

 

私は大手コーヒーショップで、10年以上の知識と経験を積んできました。コーヒーセミナーも行っています😃

 

この記事を読み終えると

ブルーマウンテンの味の特徴や生産地について知ることができ、おいしいブルーマウンテンがどんなものなのか分かるようになります。またブルーマウンテンに代わる2つのコーヒー生産地も知ることができます。

 

ブルーマウンテンの味の特徴は?

ブルーマウンテンの味の特徴は次の通り

甘みをもったコクと、ブルーマウンテン独特な芳醇な香り、それに合わせたすっきりとした酸味

その理由はブルーマウンテンの栽培環境にあるんです。

次の3つを見てください。

  • 標高800m~1200mの場所で寒暖の差が大きく、実の熟成がしっかり
  • ブルーマウンテンにかかる霧が適度な湿気を生み、それが独特の風味に繋がる
  • コーヒー農家がすっきりとした酸味がでるように工夫して栽培している

 

具体的には、寒暖の差が大きいと実の成長が遅くなるんですが、その分風味も豊かになるんですね

 

ブルーマウンテンに架かる霧ですが、コーヒーの木の葉が出す油分と日光が当たると青白く見える現象

 

これがブルーマウンテンの由来になっています。

霧があることでブルーマウンテン独自の栽培環境に繋がり、それが味にも出てくるんです!

 

またブルーマウンテンの農家の人たちは、どうしたらおいしいコーヒーになるか考えた結果、すっきりとした酸味がある方がよいと考え、あえて酸味が出るように栽培してるんですよ。

 

ですので、このような栽培環境からブルーマウンテンの味の特徴は

甘みをもったコクと、ブルーマウンテン独特な芳醇な香り、それに合わせたすっきりとした酸味

となります。

ちなみにオーストラリアにもブルーマウンテンがあるんですが、こちらはユーカリの葉っぱが出す油分と光が当たって青白く見えるんです!

 

ブルーマウンテンってどこの生産地?

 

ブルーマウンテンは

 

ジャマイカ産です

 

知ってましたか?

キューバの南にある小さな島がジャマイカ

 

ブルーマウンテンは知っているけど、ジャマイカでコーヒー取れるの?って感じじゃないですか?

私は初心者のころ知りませんでしたね (笑)

 

コーヒーの生産地としては、ラテンアメリカに属します。

ラテンアメリカ産のコーヒーの特徴は

バランスの取れた、ほどよいコクとさっぱりとした酸味

なのでブルーマウンテンにもあてはまっていますね

ブルーマウンテンの故郷、ジャマイカの地理気候

 

ジャマイカという国は、キューバなどと同じでカリブ海に浮かぶ熱帯海性気候の島です。

キューバの南に位置し、東西に広がる島でありブルーマウンテンはその東にあるんですよ!

そのブルーマウンテンの標高は2256mあり、その一部の地域で栽培されているコーヒーにブルーマウンテンの冠が付きます。

 

by Google map

例のロボ
ブルーマウンテンにサイクリングで登れるツアーもあるんですよ!

 

ブルーマウンテンだけ樽に入れる

 

ブルーマウンテンは出荷される際、たるに詰められることをご存じでしょうか?

通常コーヒー豆は麻袋で出荷されるんです。下の画像を見てください

 

こんな感じ。なぜ麻袋なのかというと通気性がよく湿気がたまりにくいのと、頑丈だからですね。

コーヒー豆は保管する際、生豆を長く寝かせたりすることもあるので、しけったりすると味が大きく変わってしまい商品として成り立たなくなるおそれがあるんですよ!

 

それに比べると、ブルーマウンテンはこんな感じ。

写真の左側のたるに注目。

ブルーマウンテンは、なぜかたるなんですね。

理由は様々あるようですが、ジャマイカがイギリスの植民地だった時代、イギリスから輸入されていた小麦などの空き樽を再利用する形で、コーヒーもたるに入れるようになったみたいです。

 

木の樽は湿気を吸ってくれるので、中と外の環境の変化を抑えることができ、味の保存に向いているわけ

その後このたるがブルーマウンテンの代名詞になったので、今でもたるで出荷されています。

 

はかせ
たるは麻と比べると費用がかかるので、コーヒー生産大国では無理じゃろうな

 

 

ブルーマウンテンは最高級なの?

この見出しに対する答えは次の通りです。

ブルーマウンテンは世界のコーヒー生産量の0.1%以下しかないため高級品

次のデータを見てください。

  • 2018年ジャマイカの年間コーヒー生産量約7000トン
  • 2018年世界のコーヒー生産量約1000万トン。

 

1000万トンの0.1%は1万トンでジャマイカの生産量は、0.1%以下になるわけですね。

つまり、ジャマイカ産のコーヒーは

 

めっちゃ少ない。

 

コーヒーの価格は、味だけでなく流通量が大きく影響を与えます。

従ってジャマイカ産のブルーマウンテンは本当に貴重で高価なんですよ。

 

本物は200gで4000~6000円ぐらいはしますね~

 

ブルーマウンテンの種類

ブルーマウンテンを種類に分けようと思うと、2つあると思います。

  • 100%ブルーマウンテンのストレートコーヒー
  • ブルーマウンテンが配合されたブレンドコーヒー

 

似ているようで値段とかはかなり変わってくると思います。

100%ブルーマウンテンは本当に高級品といってよいでしょう。常時販売される可能性は低いので、販売しているのを見かけたら即買いでいいのではないでしょうか。

コーヒー好きにとってはそれくらい価値があると思いますね。

気をつけたいのは、ブルーマウンテンを少しブレンドしただけで、ブルーマウンテンの冠をつけたりすることがある点かと。

ハワイのコナコーヒーも似たような例があります。

 

コナコーヒーは10%以上配合されていればコナコーヒーと呼べることに法律上なっているので、ちょっとだけブレンドしてコナコーヒーですとアピールしているところもあるんですよ。

ですので本物のブルーマウンテンが飲みたい方は、100%ブルーマウンテンをさがしましょう!

 

ブルーマウンテンの等級

ブルーマウンテンにも他のコーヒー豆と同じように等級があります。

ブルーマウンテンはNO1が一番品質の良い等級です。そしてNo2,No3・・といった具合になっていきます。

ですので日本で販売されているブルーマウンテンもブルーマウンテンNO1として売られていることが多いですね!

ちなみに大手のコーヒーチェーンなどは、独自の品質基準で購買しているので、高品質であってもNo1とついていませんのでその辺は注意しましょう。

 

 

ブルーマウンテンを安く飲む方法

この見出しに対する答えは次の通り

 

ありません

 

申し訳ないんですがないんですね・・

ブルーマウンテンをもっと安くとか、インスタントで・・と希望される方は多いと思います。

ただこれまで見てきたように、本物のブルーマウンテンは流通量が少なく安くなることはありません。

ですのでブルーマウンテンが配合されているブレンドコーヒーでしたらもっと安かったり、インスタントになっているものもあると思いますが、100%ブルーマウンテンはないと思ってください

 

くまっ太
コーヒーのパッケージに書いてある配合を見てみよう!

 

ということで、ここからは私の提案です。

流通量が多いものの、ブルーマウンテンに負けず劣らない高品質なコーヒーを代わりに飲んでみるというのはいかがでしょうか?

私がブルーマウンテンに代わっておすすめできるコーヒーは次のコーヒーです。

  • グアテマラ産コーヒー
  • コスタリカ産コーヒー

 

出典 楽天トラベル

おすすめする理由は以下の通りです

地理的条件がほぼ同じで、似たようなコーヒーが栽培されている

 

ご覧のとおりグアテマラとコスタリカはジャマイカと地理的にほぼ同じです。

コーヒーは植物ですから地理的条件が似ていれば味も似てくるわけ。

 

実際、グアテマラとコスタリカはほどよいコクと上質な酸味をもったコーヒーを栽培できることで有名な産地なんです。

この2つはジャマイカよりはコーヒー生産量は上なので、お値段も一般的ですね。

 

ですので、再度提案ですがブルーマウンテンが高くて日常的に飲むのは大変だという方は、グアテマラとコスタリカのコーヒーを代わりに手に取ってみるのはいかがでしょうか?

 

実はブルーマウンテンは、ほとんど日本人が飲むって噂

 

ブルーマウンテンの80%は日本に輸出されている(ジャマイカ大使館HPより)ってご存じでしたか?

こんなにも日本でブルーマウンテンが飲まれるようになったのは理由があるんです。

 

ブルーマウンテンが日本で大流行したのが昭和の時代でした。

 

ジャマイカはもともとイギリスの植民地だったので、ブルーマウンテンを売り出すときに、キャッチフレーズとして【イギリス王室御用達】というフレーズを使ったことが、当時の日本人の心に刺さったよう。

 

日本には皇室がありイギリス王室に親近感を抱いていた人が多かったようで、多くの人にブルーマウンテンが受け入れられたというわけですね。

 

ただし、イギリス王室御用達というのは、ただの作り話だそうです (笑)

そんな縁があって?今でも日本ではブルーマウンテンが広く知られ、そのためブルーマウンテンのほとんどを日本が消費しています。

ブルーマウンテンコーヒーの特徴まとめ

 

  • 甘みをもったコクと、ブルーマウンテン独特の芳醇な香り、それに合わせたすっきりとした酸味
  • ブルーマウンテンの故郷はジャマイカ
  • コーヒーの木の葉っぱが出す油分と光が当たることで、青白く山が見える
  • ブルーマウンテンは木のたるで出荷される
  • 流通量が少ないため100%ブルーマウンテンは高級品
  • ブルーマウンテンにもストレートとブレンドコーヒーがある
  • ブルーマウンテンにかわるコーヒーとして、グアテマラとコスタリカがおすすめ
  • ブルーマウンテンの80%は日本が消費

 

 

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