こんにちはjinnoです😁
コーヒーを飲み始めるとブラジル産のコーヒーが多いことに気づいた人もいるのではないでしょうか?
それも当然。ブラジルのコーヒー生産量は世界NO1ですからね!
そこで今日はブラジルのコーヒーについて書いていきたいと思います。
この記事で
解決できる悩みはこちら
- ブラジルのコーヒーの特徴は?
- ブラジルコーヒーってどんな感じで栽培されているの?
- 有名な生産地、銘柄ってあるの?
- ブラジルコーヒーっておいしいの?

今日の記事を読み終えると
ブラジルコーヒーの味の特徴や歴史、2つの有名な生産地について学べます。
なんでブラジルコーヒーが有名なのか?そのルーツを理解することができて、ブラジルコーヒーの良さを知ることができますよ!
ブラジルコーヒーの味の特徴
結論から言うと次の通りです
コク、酸味ともにバランスが取れていて飲みやすく、ナッツの風味を持つ
その理由は、ラテンアメリカという地理的条件です。
ラテンアメリカ産のコーヒーは、コーヒー栽培には非常に適した環境で、降雨量、日射量、土壌環境などがそろっています。
そのため、個性的な味がでるというよりは、植物としてのコーヒー豆が本来持っているナッツ系の風味や、さっぱりとした酸味が出るんです。
下の画像を見てみましょう
ラテンアメリカには、世界的に人気のグアテマラ、コロンビア、ブルーマウンテン(ジャマイカ)などがあるように、多くの人にとって飲みやすい品質の良いコーヒーが取れるんですよ!
ですので、ブラジルコーヒーも同じようにコク、酸味ともにバランスが取れていて飲みやすく、ナッツの風味を持つ
そんな特徴の味になるんですね。

ブラジルコーヒーの加工方法
ブラジルは各国の中でもベストプラクティスを追求し続けている国で、加工法も新しいものを取り入れたりしています。
水洗式(ウォッシュト)
ラテンアメリカ産の国に多く見られる加工方法で、水洗いをする過程で発酵させていく方法です。
この加工方法では、さっぱりとした酸味を引き出すことができます。
ラテンアメリカ産コーヒーにさっぱりとした後味が見られるのはこのためなんですよ!
乾燥式(ナチュラル)
この乾燥式は、一言でいうと天日干し。
天日干ししながら水分を徐々に取っていく加工方法です。
この加工方法だと、植物としてのコーヒー豆が本来持っているフルーティーな風味が強く引き出されます。
ブラジルでは他にも様々な加工方法が取り組みとして研究が進んでいますが、上記の2つを覚えておけば良いでしょう。
栽培形態
世界のコーヒー農家は、小規模農家と呼ばれる個人が多いのですが、ブラジルでは大農園がとても多いです。
その理由は
- 国土が広いので広大な農園が展開できる
- 上記の画像のようにブラジル南部はなだらかで適度な傾斜がついた丘があるため大規模展開に向いている

ブラジルのコーヒーの歴史
ブラジルはラテンアメリカで初めてコーヒーの栽培を始めた国です。
ブラジルのコーヒーの歴史は古く、1727年にさかのぼります。
当時はフランスがコーヒーの多くを支配し、コーヒー栽培が拡大しないようにしていたんです。
なぜだと思いますか?
答えは、コーヒーは金の生る木だったので、自分たちの手でコントロールしたかったからですね。
しかしそんな目論見も意外な出来事がきっかけで破られます
当時ガイアナという地をオランダとフランスが植民地にしていて、そこでいざこざが起こりました。
そのいざこざを仲裁するために送り込まれたのがブラジル人のパリエッタという人物。
そしてなんと、パリエッタがフランスガイアナの総督夫人と恋仲になり、コーヒーの種を託されたという逸話が残っています。
これがブラジルコーヒーの起源として今でも残っているんですよ!
なんでもパリエッタが任務が終わり、帰国の途に就く際に総督夫人からブーケを渡され、その中にコーヒーの種が入っていたとか❤


コーヒー生産地としてのブラジル
ブラジルの主要なコーヒー生産地はブラジル高原と呼ばれる南部にあります。
この地域の特徴は次の通り
標高が1000m前後で寒暖の差が大きく、良質なコーヒーができる
なだらかで適度な傾斜がついた丘が広がっている
寒暖の差があると実がしっかりと熟成され、適度な傾斜が付いた畑があると日光をしっかりと浴びることができるんですね。
そんな恵まれた地理的条件のためブラジルは大規模農園で機械化を進めています。
また大量にコーヒー豆を生産しながらも、高品質を維持しています。
そしてコストダウンにも成功しているわけ。
そのため様々なブレンドコーヒーに加えられることが多く、これは信頼されている証でもあるんですよ!
ブラジルの主なコーヒー生産地
ブラジルの主なコーヒー生産地は南部にあります。青丸の地域ですね。
その中でも2つの場所が有名。
- ミナスジェライス州
- サンパウロ州
この2州だけでもブラジルコーヒー生産の大部分をしめ、世界で見でも25%を占める2大生産地となっています。
ミナスジェライス州
ブラジルの中で現在一番コーヒーの生産量が多い地域です。
ブラジルで1番ということは世界NO1コーヒー生産地域ってことです!
写真のように標高1000m前後で適度な傾斜が付いた広大な丘が広がっているために、コーヒー栽培にはぴったりの場所なんですね。
サンパウロ州
サッカーとかで有名な街ですが、コーヒーでも有名ですね。
特にブラジルサントスコーヒーは誰でも聞いたことがあるのではないでしょうか?
サンパウロ州サントスは港町なので、ここにコーヒーが収集されて輸出されているんです。
ミナスジェライスの隣なので、コーヒーの産地としても優秀で生産量もとても多いですね。
ブラジルのコーヒー生産量
ブラジルのコーヒー生産量を実際にみてみましょう。
ブラジル
356万トン!
ぶっちぎりです😅
2位のベトナムもすごいですが、ブラジルの生産量はやばいですね・・
3位インドネシアの5倍です。
大規模農園で機械化を進めているとはいえ、やっぱりすごいですねー。
次に日本の生豆輸入量ものぞいてみましょう
こちらもブラジルが1位。しかしベトナムが頑張っていますね!
ベトナム?というかたもいるかもしれませんが、ベトナムはロブスタ種という主に缶コーヒーに使われる品種で世界1位なんですね。
だからブラジルについで2位なんですよ~。
こうやってみると、ブラジルのコーヒーをよく見かけるのは当然なんですね。
取扱量が桁違い (笑
ブラジルのコーヒーの飲み方
カフェジーニョ
これがブラジル式のコーヒーの飲み方です。
ジーニョとは小さいという意味で、デミタスカップぐらいの器に、濃く抽出したコーヒーかエスプレッソに大量の砂糖やミルクを入れて甘々にして飲みます。
ブラジルの人はブラックを飲む習慣ではなく、あま~いコーヒーを好むんですね!
スターバックスでもブラジルの人が来ることが多いのですが、キャラメルフラペチーノのような甘いドリンクを飲む方が多いですね!
エスプレッソを注文する人もいますが、見ているとお砂糖ドバーッって入れてますね😁
ちなみに似た飲み方としてベトナム式コーヒーがあります。
偶然なのか、必然なのかコーヒー生産量第1位、2位の国なのが想像を膨らませてくれます
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ブラジルコーヒーの特徴まとめ
メモ
- コクと酸味のバランスが取れ、さっぱりとした後味とナッツの風味が特徴
- 加工方法は水洗式、乾燥式が主流
- ラテンアメリカで初めてコーヒー栽培が始まった。1727年と言われている
- 主な生産地はミナスジェライス州とサンパウロ州
- ブラジルコーヒーがブレンドに多用されるのは信頼の証
- コーヒー生産量ぶっちぎり世界1位
- ブラジル独特のカフェジーニョと呼ばれるコーヒー文化がある