コーヒー

新しい発見!エチオピアのコーヒーと酸味についてまとめました

アフリカのエチオピアコーヒーと聞いて何か酸味がありそうだな・・

エチオピアシダモとかイルガチェフェとか興味あるんだけど、どんな酸味か気になるな・・

あなたは気になっていませんか?

おそらく酸味があるコーヒーが好きでこの記事を見ている方、

逆に酸味が苦手でこの記事を見ている方の両方がいると思います。

大手コーヒーチェーンで10年以上コーヒーマスターとして勤務してきた私の経験をもとに

エチオピアのコーヒーと酸味についてあなたの疑問を解消していきたいと思います。

今日の記事では

エチオピアコーヒーと酸味の関係、おいしい酸味とおいしくない酸味について、

加工方法や焙煎による違いについてお伝えし失敗しないエチオピアコーヒーの方法について解説しています

この記事を読み終えると

コーヒーの酸味というものがどういうものか理解でき、あなたのコーヒー購入の参考にできます

エチオピアコーヒーと酸味の関係

エチオピアのコーヒーには酸味があると言われます。

その理由はエチオピアのコーヒー豆の特徴としてフルーティー、シトラス、フローラルといった柑橘系の風味が挙げられるからです。

柑橘系の風味を生み出すのは、はっきりとした雨季と乾季などの気候条件

標高1800~2200mという高い標高による栽培条件

また乾燥式(ナチュラル)と呼ばれるアジア、ラテンアメリカではあまり見られない加工方法などがあるからです。

以下を見てください。エチオピアの主要な産地です。

コーヒー種 アラビカ種
生産地 ハラール、リム、ジンマ、イルガチェフ、シダモ
加工方法 水洗式(ウオッシュト)or乾燥式(ナチュラル)

これらの地域では標高が高く寒暖の差が大きいためコーヒーの実が成熟するのが遅く

そのため風味豊かな甘いコーヒーチェリーが実ります。

特にイルガチェフェなどは標高1800~2200mと非常に高いためとても素晴らしい花のような甘い香りを放ちます。

人によってはワインのように感じる人もいるでしょう

エチオピアのコーヒーに酸味のイメージがつくのは、シダモやイルガチェフェといった銘柄が有名なためにエチオピア=酸味のイメージが強いのだと思われます。

おいしい酸味とおいしくない酸味

酸味にはおいしい酸味とおいしくない酸味がありその区別をしっかりとしなくてはいけません。

なぜなら私の経験上多くの人がおいしい酸味とおいしくない酸味を混同して考えていたからです。

実際に素晴らしくフルーティーなおいしい酸味をもったコーヒー豆をおすすめした際にフルーティーな酸味がありますと伝えると

私は酸味のあるコーヒーは苦手だから・・とお断りされる事が多くありました。

私はおいしい酸味をお伝えしたつもりでしたが相手の方にはおいしくない酸味として伝わってしまったのでした。

おいしい酸味

おいしい酸味とは例えるならヨーグルトのような酸味です。

なぜならヨーグルトの酸味を苦手だという方は少なく、おいしいと思う方が多いでしょう。

というのも本来発酵過程で生じる酸味はおいしい酸味だからです

他にはみかんを思い出してください。みかんにも酸味はありさらに甘みもあることが分かると思います。

コーヒーもそれと同じでおいしい酸味を持っています。

 

逆においしくない酸味とは酸化という化学反応によって引き起こされる酸味です。この酸味はただ単にすっぱいだけの酸味です。

多くの人の酸味嫌いのもとはこの時間経過による酸化した酸味である可能性が高いのです。

ですのでおいしい酸味とおいしくない酸味の区別をしっかりしましょう。

決めつけから入ってしまうとせっかくのあなたに合うおいしいコーヒーとの出会いを失くしてしまうかもしれません。

人には誰でも好きな酸味と嫌いな酸味は必ずありますから酸味のあるコーヒーは全部だめ!とはならないはずなのです。

ちなみに私に合う酸味はエチオピアの酸味、苦手はどちらかというとラテンアメリカ産の酸味です。

 

 

加工方法による酸味の違い

コーヒーは加工方法によっても現れる酸味が変わってきます。

水洗式(ウオッシュト)乾燥式(ナチュラル)と呼ばれる加工方法があり、水洗式の方がよりすっきりとした酸味を生み出します。

乾燥式(ナチュラル)の方は非常に強いチェリーのような香りを生み出します。コーヒーの実が本来持っている果実の風味を引き出してくれるのです。

ですのでエチオピアのより鮮やかな酸味を楽しみたい方は加工方法が水洗式(ウオッシュト)になっているかパッケージのラベルなど確認しましょう。

フローラルさやシトラス感のあるジューシーな風味から、ベリーやスパイシーな味わいまで、 アフリカのコーヒーはとりわけ個性的な風味が特徴です。

引用元by starbucks coffee

 

焙煎による違い

焙煎具合によっても現れる酸味は変わってきます。一般的には焙煎時間が短いほど持っている酸味が表れやすく

焙煎時間が長くなるほど酸味は減りやすくかわりにコクや苦みといった味わいを引き出します。

ただこの焙煎についてはそれぞれのコーヒーショップにより大きく違い(焙煎レベルや手法)がありますので参考程度として焙煎具合を見ておくとよいと思います。

エチオピアコーヒーで失敗しない方法

エチオピアコーヒーを選ぶ際の失敗しない方法ですが

ずばり結論から書きます

購入する前に試飲をしてください。サンプルテイスティングですね。

 

なぜなら実際に飲んでみることで自分に合った酸味、香り、コクなのかを知ることができるからです

味覚というのは100人いれば100通りの味覚があるからです。

コクに敏感な人、酸味に敏感な人、香りに敏感な人、人それぞれです。

実際にあなたの周りにいる人とあなたの味覚は同じでしょうか?

 

あなたと好きな食べ物はみんな同じですか?好きな飲み物もおなじですか?

そんなことはないですよね。どんなに一生懸命ネットでエチオピアシダモやエチオピアイルガチェフェの味の感想や評価を調べても

実際に飲んでみないことには自分に合うかどうかわからないのです。

 

当たり前のことだと思うかもしれませんが私の経験上、購入前に試飲を希望して購入されていく方は数%でした。いや、もっと低いかもしれません。

ですので店頭で購入する際はぜひ試飲できないか希望を出してみましょう。ちなみにスターバックスでは試飲のご希望があれば

コーヒープレスで抽出したサンプルを出してくれます。ぜひ活用しましょう。

 

店頭に行く暇なんてないからネットでしか買えないよ!という方はお試しの少量サンプルを売っているところを見つけましょう。

たとえ口に合わなかったとしても少量ならリカバーできます

大量だと口に合わないのにこれから数か月も・・なんてことが発生してしまいます

 

今日の記事のまとめ

  • エチオピアのコーヒーに酸味が生まれるのは特徴的な気候条件と加工方法によるもの
  • おいしい酸味とおいしくない酸味の違い
  • 加工方法と焙煎具合による酸味の具合
  • 試飲をすることでより自分に合った味を見つける

といった内容になっていました。ぜひコーヒーの持つ酸味について興味を持っていただけたらうれしいです。ここまでお読みいただきありがとうございました。

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