こんにちはjinnoです😃
あなたはエチオピアがコーヒー発祥の地だということをご存知でしょうか?
このエチオピアには非常にフレーバー豊かな有名な銘柄がたくさんあるんですよね!
モカ、シダモ、イルガチェフェ、ゲイシャ、なんとなく聞いたことはありませんか?
今日の記事では、このエチオピアとコーヒーについて、わかりやすく掘り下げてお伝えしていきます
この記事で
解決できる悩みはこちら
- エチオピアのコーヒーはどんな味がするの?おいしいのかな?
- モカとかシダモ、イルガチェフェ、ゲイシャとか少しごちゃごちゃしていてわかりずらいです・・
- 酸味があるって聞くけど自分にあうのかな?
エチオピアとコーヒーの歴史、7つの生産地と4つの栽培スタイル、味の特徴とおすすめの飲み方などをPick Upしています
今日の記事を読み終えると
- 自分に合ったエチオピアコーヒーを見つけることができます
- 産地ごとの味の特徴を知ることが出来ます。
- エチオピアコーヒーをおいしく飲む方法を知ることが出来ます
- あなたの次の購入の際に参考にできます
エチオピアコーヒーの歴史

エチオピアとコーヒー
国名 | エチオピア |
人口 | 約9600万人 |
首都 | アジスアベバ |
言語 | アムハラ語 英語 |
年間平均気温 | 約16℃(アジスアベバ) |
コーヒー豆生産量 | 世界第6位 |
歴史
エチオピアは、コーヒー発祥の地とされており、その歴史は古く、紀元前から人間とかかわりを持っていたのではないかと言われています。
コーヒーにまつわる伝説で有名なのはカルディのヤギ飼い伝説です。
エチオピア南西部のカファという地域で、ヤギ飼いだったカルディは、ある時山の中で興奮しているヤギをみつけます。
そのヤギが食べたと思われる赤い実を、カルディ自身も食べてみたところ、眠気覚ましの効果があることがわかりました。
そして飲用の習慣が広まっていったという伝説です。
またカフェという言葉は、エチオピアのカファという地域が由来となった、という説もあります。
コーヒー豆はアラブの貿易商人たちの間で広まり、豆がイエメンの港町モカに渡ると、そこから大航海時代と相まって世界各地へと広まっていく事になります。
気候
エチオピアの気候は、一般的に一年を通じて気温の変化が少なく、降水量が多いのが特徴です。年間降雨量は1200mmを超え、
首都アジスアベバは 、高原にあるため年間の平均気温は20~25℃です。
ただし日中は30℃を超えたり夜には10℃を下回るなど、寒暖の差が大きい環境になっています。
この気候条件はコーヒー栽培にはぴったりで、おいしいコーヒーを産出できる理由でもあります。
暮らし
エチオピアの人たちにとって今でもコーヒーは生活に欠かせないもので、自国で生産されるコーヒーの65%を国内で消費しているほどです。
今も昔と変わらないスタイルでコーヒーをいれていて、地方では昔ながらの飲み方で、バターや塩を入れるのが一般的です。
コーヒーの作り方は、豆をフライパンなどで炒って、臼に入れたらそれを鉢でつぶします。
それをジャバナと呼ばれる伝統的なコーヒーポットに入れ水を注ぎ、粉は沈殿させたままで沸騰させ、煮立たせたら上澄みを飲むというものです。

エチオピアの伝統的なコーヒーセレモニー



エチオピアには伝統的なコーヒーセレモニーがあります。名前をカリオモンと言います。
これは、自宅にお客が来たときに行うおもてなしの儀式です。
お客の前で生豆を煎り、入れたてのコーヒーを飲みながら会話をするという、日本の茶道と似た習慣です。


コーヒーセレモニーを行うのは、女性の役目とされていて、デミタスカップに注ぐのが流儀だそうです。一緒にポップコーンを食べるようですね。
またこのコーヒーセレモニーは、正式なものになると3杯飲むのが決まりで2時間ぐらいかかるとのことです。
こういった伝統が脈々と続いているのは、エチオピアとコーヒーの間で永い歴史がある証拠ではないでしょうか。
エチオピアコーヒーの味の特徴

原産国 | エチオピア |
品種 | アラビカ種 |
加工方法 | 水洗式or乾燥式 |
栽培地域 | シダモ、イルガチェフェ、ハラー、リム、レケンプティなど |
Flavor | シトラス、フローラル、フルーティー、ベリー、ワイルドetc.. |
エチオピアコーヒーの特徴は、何といってもその香りの芳香さ。その柑橘系の香りは、時にはワインのようにも感じられます。
エチオピアに限らずアフリカのコーヒーは、雨季と乾季がはっきりしているなど気候的な特徴があり、
それがコーヒーの実に大きな影響を与え、個性的な味が生まれます。
エチオピアの場合は、さらに国自体が高い高原に位置しているので、昼夜の寒暖の差があり、
そのためコーヒーの実がゆっくり成長し、甘みを持ったコーヒーが生まれます。
では次に産地ごとの具体的な味の特徴を見ていきましょう
エチオピアのコーヒー生産地

シダモ
南部に位置し、エチオピアを代表するコーヒー生産地。ここのコーヒーのフレーバーは、非常に豊かで、時にはフルーティー&シトラス、時にはナッティー&ハーバルといった顔を出します。
イルガチェフェ
イルガチェフェはシダモ地方の中の1地域の名前です。シダモの中でも際立ったフレーバーを生み出すためにブランド化され、今ではイルガチェフェとして銘柄になっています。
このコーヒー豆はしばしば、鮮やかなレモンのような味わい、個性的なフローラルな風味を生み出します。またその素晴らしい香りを生かすために、軽めに焙煎されるコーヒーでもあります。
良くバランスが取れた甘みも持ち合わせています。
別記事もどうぞ イルガチェフェについて
ハラー
この地域のコーヒーは、基本的に乾燥式(ナチュラル)で作られます。そのため生豆にコーヒーの実の風味が残り、ブルーベリーのようなベリー系の香りを持ちます。
リム
この地域では水洗式で加工されたものをリム産として輸出されます。一般的にはシダモ産のものよりはマイルドでコクがあります。
レケンプティ
このエリアでは水洗式と乾燥式の両方で加工されます。シダモやイルガチェフェよりも甘みがあり、ワイルドなテイストを持っています。
ちなみにスターバックスのエチオピアはシダモ×リムでブレンドされています
シダモ産コーヒーのシトラスの風味に、リム産コーヒーのスパイシーさとダークココアのような口あたりが加わり、複雑な味わいを生み出しています。
by starbucks coffee
(ゲイシャ)
原種はエチオピア西部Gesha地域ですが注目されたきっかけはパナマ産ゲイシャです。
別記事を参照 ゲイシャ
モカ
昔はイエメンのモカ港にコーヒー豆を集めて出荷されていたので、エチオピアやイエメンの地域で取れたコーヒーの総称をモカ、モカコーヒーと言いますが、モカという栽培地域はありません
別記事を参照 モカについて
エチオピアの栽培方法
エチオピアにはその栽培方法によって4つの種類があります。
フォレストコーヒー
森に自生する野生の生豆を採取する方法
セミフォレストコーヒー
自生している野生のコーヒーの木を農家が雑草を取ったりして部分的に管理する方法
ガーデンコーヒー
農家が自分の家の軒先に1~2ヘクタールの畑を持ち、そこでコーヒーの木を育てる方法
プランテーションコーヒー
国や民間企業の農園で栽培する方法
中でもメインはガーデンコーヒーで、コーヒー栽培地域の家にはほとんどあり、エチオピアの産出量の50%を占めています。
それだけ生活の中にコーヒーが溶け込んでいるのですね
コーヒー豆加工方法
水洗式
この水洗式で加工されるコーヒー豆は鮮やかな酸味をまといます。
発酵過程で得られる酸味はおいしい酸味で、多くのコーヒーバイヤーを魅了するフレーバーを作ります。
アフリカはもともと水の事情が良くないために乾燥式で加工がおこなわれてきましたが、
現在では設備も整い始め水洗式で加工する地域も増えてきています。イルガチェフェ地域がその例です
乾燥式
この加工工程で生み出されるコーヒー豆は非常に独特な風味を生み出します。
なぜなら果肉を取らずに果肉を付けたまま乾燥させることで、果肉の風味が生豆に残るからです。
しかし品質がばらつきやすいために、高品質にするためには非常に丁寧な手作業と、技術を必要とする点が難点です。
エチオピアコーヒー豆の等級
等級は欠点豆(割れ、カビ、虫食いなど)の混入率によって分けられます。
具体的にはエチオピアでは300gの生豆の中にある欠点豆の数などで決まります。最高品質はG-1と呼ばれていて欠点数は0~3個とされています。
G8まであります。欠点豆は味のばらつき、嫌な臭いの原因となるために非常に大事な要素です
エチオピアのコーヒーにアイスコーヒーはないというお話

見出しでネタバレですが 笑
結論
エチオピアにはアイスコーヒーという習慣がありません
エチオピアの人にとってコーヒーは熱いものであり、ぬるかったりすると入れ直してもらうそうです。
アイスはコーヒーとして認識されないようで、冷たい=まずいとなるのでエチオピアの友人が出来たら気を付けましょう(笑)
謎ですよね・・コーヒーとの歴史が長いのに誰も冷たくして飲もうと思わなかったのでしょうか。都市部にはカフェもあるようですが、アイスコーヒーがメニューにあるのか気になりますね。
エチオピアコーヒーおすすめの飲み方
エチオピアコーヒーのおすすめの飲み方はコーヒープレスです。

なぜならコーヒープレスはペーパーフィルターを使わない分、本来コーヒーが持っている風味を最大限引き出してくれるからです。
コーヒーにはコーヒーオイルという香り成分が入った油があるのですが、
フィルターを使うとどうしても吸着してしまうために、プレスよりも香りが少なくなるのです。
コーヒープレスというと、粉が入りそうで嫌だなと思うかもしれませんが、口の中に残るほどにはなりませんので安心してください。
むしろ少し粉が入ることでより風味を立たせることができますのでお試しください。
コーヒープレスはアイスでも落とせる
前の見出しでのアイスコーヒーですが、コーヒープレスでもアイスにできることはご存じでしょうか?
もしプレスがない、よくわからないという方は、スターバックスにプレスサービスというプレスコーヒーを提供するメニューがありますのでぜひご利用ください。
HOT,ICEともに利用可です。プレスサービスを注文し銘柄を聞かれますのでその時にエチオピアと伝えてください。
アイスエチオピアはホットと比べると香りはそのままですが、甘みをはっきり感じることができて酸味が強いといった感じにはなりません。
ぜひ現地エチオピアの人も知らないアイスエチオピアを飲んで楽しんでみてください
今日のまとめ
- エチオピアはコーヒー発祥の地とされ今でも伝統的な飲み方をしており、コーヒーセレモニーと呼ばれるおもてなしの儀式がある
- 有名な産地としてシダモ、イルガチェフェ、ハラー、リム、レケンプティなどがありそれぞれが特有のflavorを持っている
- エチオピアには4つの栽培方法がある
- 加工方法は2つあり、どちらの方法かによって味が変わってくる
- エチオピアコーヒーのおすすめはコーヒープレスで
今日の記事はここまでです。お読みいただきありがとうございました。