コーヒーを飲むときにあれが気になったこと
はありませんか？
あれです、あれ。
コーヒーに浮いている
油
です
コーヒーに油？みたいなものが少しです
が浮いていたのですが、気にしすぎです
か？
こんな疑問を今日は解消していこうと思
います
記事を書く私は、大手コーヒーショップで
10年以上に渡って、コーヒーと関わってき
ました。
この記事を読むと
コーヒーに浮いている油が何なのか
理解でき、それが飲んでいるあなたに
どのような影響を与えているのかわかります
コーヒーに浮いている油について解説
上の画像のコーヒーに油のようなものが浮い
ているのが、わかるでしょうか？
これはコーヒーオイルと呼ばれる、焙煎豆
から溶けだした油分です。
というのもコーヒー豆は植物の種なので、
もともと油成分を含んでいるからです。
実際、ごま油やオリーブオイルを想像しても
らうとわかるのではないでしょうか？
下の画像を見てください
同じ銘柄で抽出を変えただけのものです
抽出方法によって浮く油の量が違い、ペーパ
ーフィルターを使うドリップ式では、少なく
なりがちです。
逆にフィルターを使わないコーヒープレスや
フィルターでも金属フィルターだと、このコ
ーヒーオイルと呼ばれる油分がたくさん出ま
す
次にコーヒーオイルを科学的に分析
してみましょう
コーヒーオイルを科学的に分析
図表を見てもらうとわかるように、生豆には
油脂が全体の２０％近く含まれています。
この油脂が焙煎時に熱を加えられることによ
って、豆の表面に浮き出てくるのです。
これが
コーヒーオイル
です
なぜ表面にコーヒーオイルが浮かんでくる
かというと、熱が加えられることにより豆
が膨張して中の組織が壊されます。
そうすると、細かなひびなどが入り、オイル
が外に出てくるからです
焙煎時には様々な化学反応が起こっており、
コーヒー豆が茶色や黒に変色するのも、化学
反応の一つです。
一般的に焙煎が深くなるほど、コーヒーオイ
ルが表面に浮き出てきます。
それは焙煎が深いほど熱が加えられる時間が
長いからであり、それだけ中の組織が壊れる
からです。
ですので焙煎の深いコーヒー豆を買って油が
テカテカしていても
全く問題ありません
ただし、焙煎がそこまで深くないのに、ベト
ベトしていたりしたら、何らかの不良である
可能性があるので、販売店に問い合わせてく
ださい
コーヒーオイルを飲んでも大丈夫な理由
コーヒーに浮いている油は、入れたてなら
飲んで何の問題もありません
①本来植物が持っている脂質だから
②焙煎時の化学反応によって、表面
に出てきただけのものだから
です。
それよりも、コーヒーには健康促進効果があ
るので、そちらを注目したいです
コーヒーの効能については、様々な効果があ
ることがわかっています。
心不全の予防、カフェインの摂取で記憶力が
上がる、糖尿病のリスクを下げる、がん予防
効果など、
様々な研究結果が上がっていますので、適度
なコーヒーの摂取で健康促進効果に注目して
みるのがいいと思います
コーヒーオイルが作る香り成分
この見出しの内容が、一番私が伝えたいこと
かもしれません。
それは
コーヒーオイルがたくさん
あった方が、よりアロマを
感じることが出来る
ということです
なぜかというと、焙煎中に化学反応が起こる
過程で、香り成分がオイルの中に閉じ込めら
れるからです
そのため、コーヒーオイルがたくさん含まれ
る抽出方法でコーヒーを入れると、香りの立
ちが際立ちます
具体的には、ペーパフィルターを使わない、
コーヒープレス
が一番おすすめです。
ここで私より説得力のある方に代弁してもら
いましょう
スターバックスがおすすめする、
コーヒー本来の旨みをもっとも
おいしく味うための抽出器具ビーカーに粗挽きのコーヒーと
お湯を入れ4分間じっくりと抽出
することで、コーヒー本来の旨み
を味わえる器具。お店のテイスティングやコーヒー
セミナーでも使われています。
はい、信用いただけたでしょうか（笑）
実はスターバックスでは、コーヒープレスで
の抽出を推奨しています。
下のボダム社製のものを取り扱っています
知らなかったのではないでしょうか？
ぜひこのコーヒープレスで飲んでみる
ことをおすすめします。
特にスペシャリティコーヒーと呼ばれ
る厳選されたコーヒーならなおさらです
スペシャリティコーヒーは非常に香りや
風味といったものがはっきりとわかるか
らです
コーヒーオイルは焙煎時に発生する
化学反応で脂質が変化したもの
コーヒーオイルを飲んでも問題なし。
むしろ健康促進効果に注目しよう！
コーヒーオイルには香り成分が入って
いてコーヒーの風味づくりに大きな影
響を与えている
スターバックスでは、コーヒープレス
を推奨している
今日もここまでお読みいただきありがとうございました